〒769-2402 香川県さぬき市津田町鶴羽570-1
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糖尿病治療

2型糖尿病患者に対する薬物療法の治療指針

薬物療法開始の基準

2型糖尿病患者のHbA1cが6.3から7.0までの症例に対して食事療法・運動療法を勧める。
1カ月から3カ月経過を診て改善有れば出来る限り自己管理で治療をバックアップする。
7.1から7.5の症例に対しては投薬治療を推薦するが、食事療法・運動療法を希望する患者に対しては1-2カ月の猶予をみて出来得る限りのバックアップに努める。
7.6以上の症例に対してはDPP-4阻害剤を中心とした投薬治療を開始すると共に食事療法・運動療法を指導する。

薬物の選択

第一選択薬はDPP-4阻害剤とする。効果が得られない場合は症例の食生活を考慮し追加する薬剤の第一選択としてはα-グルコシダーゼ阻害剤、第二選択はスルホニルウレア剤と考える。スルホニルウレア剤による低血糖発作が危惧されるが、発作の対処に関しては慎重に指導する。インシュリンにより管理されている症例も可能であれば投薬治療に変更できるよう治療する。

治療中の留意点

第一は低血糖発作を起こさない事と考える。経過中の体重増加・血圧管理も重要である。投薬治療・食事療法・運動療法に対するモチベーションを維持出来るようバックアップする。治療による糖尿病の改善が日常のQOL(生活の質)・ADL(日常生活の活性)を如何に向上させるかを理解いただき、治療を苦と思わずに治療を楽しみに変えられるよう努力する。

つるわクリニック開院から5年が経過(H27.8月現在)しました。
この間61名の糖尿病患者様が受診され、当院での治療経過を検討しました。男性35例・女性26例、年齢40-95歳です。当院の治療方針に基づきHbA1cの経過は下図に示したようになっています。治療開始時にHbA1cが10以上症例も4名認められ(12.1・11.8・10.2・10.1)、重症例も認められましたが良好な経過を辿っているように思われます。

今後も糖尿病患者様の良好な血糖管理が行えるようサポートしてまいります。現在、糖尿病の管理に難渋しておられる方も諦めずに治療していきましょう。

院長 髙橋敬治



HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)グラフ